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ジープニーの段階的廃止が進行中 [リアルタイム]

フィリピンの庶民の足として知られるジープニー。
元々は太平洋戦争が終結した後、アメリカ軍が残していったジープを改造
して全長を延長してベンチ型の簡易座席を取り付けたり、屋根を設置して
十数人が乗れる乗合自動車として活用されるようになったものなんですが
安価なのが取り柄の交通機関としてのジープニーが徐々に環境問題に配慮
した交通機関へと生まれ変わろうとしています。

戦争終結後、数十年が経っていますから当然、アメリカ軍の払い下げ車両
を利用しているような訳はなく、ほとんどは日本製(三菱が人気らしい)
の中古ディーゼルエンジンを町工場で手作りしたシャシー(車台)に換装
したオリジナル仕様のジープニーがオーナーの趣味を反映した塗装と装飾
を施されて、時刻表に沿うようなことはなく、ほぼ固定化されたルートで
道端の乗客をピックアップしながら終着点まで走って、また元の方向へと
戻ったり、別方向へと走っています。


phil-jeepney-1.jpg

満席の乗客が席を詰めて譲り合い、降りたい時には天井を叩いて運転手に
知らせて、料金は乗客の手の上をリレーされて運転手に届けられといった
感じで、人と人の親切を繋いで走るなんて表現をされて、美化されている
部分もありますが、性犯罪を招くので、女性がスカートを履いて乗るもの
ではないとか、古いエンジンを使っているために排気ガスのレベルが劣悪
ジープニーを運転するドライバーの交通マナーが最悪というような批判の
声も根強いため、愛用する人からは好意的に見られ、スリや性犯罪などの
治安面や環境面で存在そのものを廃止するべきだと考える人の二極分化が
進んでいる交通機関でもあります。

phil-jeepney-2.jpg

交通機関とは言いながら、公営ではなく事故に遭った際の補償面では甚だ
心許ない部分があるので外国人はタクシーを利用した方が時間の節約にも
有効なので私自身は利用したことはありませんが、現地に知人がいるとか
ゴーゴーバーの女性との交渉で、通訳とガイドみたいなことを頼んだ場合
は利用しても良いんじゃないかと思います。

さて、そんなジープニーなんですが、2020年までに車齢15年以上の
ジープニーは、より環境に優しい車に置き換えない限り、人を載せて営業
運転をする許可が取り消されるという法律によって、まず環境悪化に影響
の大きい古い車から淘汰していくという段階的な廃止の取り組みが現実に
進められている段階にあります。

phil-jeepney-3.jpg

安全性と環境保全への取り組みは、開発途上国からの卒業に向けて確実に
進めなければならない課題なだけに、本気の取り組みになっていますが、
トライシクルが電動自転車に置き換わるという話も、結局はいつの間にか
無くなったみたいなので、実質的に完了できるかは謎ですね。

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